引越費用の相場はどのくらい?料金の目安や抑えるコツを解説
引っ越しには、さまざまな費用がかかります。家族の人数や荷物の量によっては、想定以上のお金が必要になる場合もあるでしょう。
この記事では引っ越しにかかる費用・料金の目安、安く抑えるコツについて解説します。
引っ越しにかかる費用の相場と内訳
まずは、引越費用の内訳と、それぞれの相場を紹介します。
敷金・礼金
敷金とは、退去時の原状回復費用、賃料の不払いがあったときの担保として入居時に貸主に預けるお金です。
礼金とは、家の貸主に謝礼として支払う費用を指します。
地域や物件によって異なりますが、いずれも家賃1〜2ヵ月分ほどが相場となります。
前家賃
前家賃とは、賃貸契約の際に翌月分までの家賃を支払うことです。
たとえば1月15日に入居する場合、1月15日〜31日までの家賃と2月分の家賃を、前家賃として支払います。
入居するタイミングによっては、家賃2ヵ月分ほどの費用がかかることもあるので注意が必要です。
仲介手数料
仲介手数料とは、貸主との間に入って交渉や契約手続を行う不動産会社に対して支払う報酬のことです。
賃貸契約の仲介手数料は、法律で「共益費・管理費を除く家賃1ヵ月分+消費税」という上限が定められています。
実際の金額は不動産会社ごとに異なるため、契約前に確認しましょう。
保証料
保証料は、保証会社加入時にかかる費用です。
通常、賃貸契約の締結時には、連帯保証人を立てることが求められます。
保証会社に加入することで、保証会社が連帯保証人の代わりとなってくれるため、連帯保証人を立てなくても賃貸契約を行うことが可能です。
賃貸借契約の場合は、保証料の相場は家賃の0.5〜1ヵ月分ほどです。
また、1〜2年ごとに1万円ほどの更新料がかかります。
火災保険料
火災保険とは、万一火災や落雷の被害に遭った際の損害を補償する保険です。
保険の種類によっては、風や雪、水の災害、盗難等による損害も補償の対象となります。
賃貸住宅の火災保険料は保険会社によって異なるものの、地域や建物構造、保険期間、補償範囲等によって決まるケースが多く、1年あたり3,000〜10,000円ほどが相場となっています。
また、火災保険以外に、以下のような保険に加入する方もいます。
家財保険 | 建物ではなく自分が所有する家財を補償 |
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借家人賠償責任保険 | 借りた家・部屋に損害を与え貸主に賠償する際の補償 |
個人賠償責任保険 | 他者に対して損害を与え賠償する際の補償 |
引越料金
引越業者に支払う費用の相場は、単身であれば30,000〜60,000円ほどです。
ただし、荷物が多い場合や移動距離が長い場合、引越業者への依頼が集中する2〜4月は、さらに料金が高くなる傾向にあります。
引越料金の目安は?【人数別】
ここからは引越業者に支払う料金の目安を、世帯人数や時期別に紹介します。
- ※5月〜翌1月を通常期、2月〜4月を繁忙期としています
単身(ひとり暮らし)の場合
単身(ひとり暮らし)の引越料金の目安は、以下の通りです。
- 【通常期】
-
引越先への距離 単身(ひとり暮らし)
荷物が少なめの方単身(ひとり暮らし)
荷物が多めの方15km未満 27,000〜37,000円 32,000〜50,000円 15〜50km 30,000〜39,000円 35,000〜51,000円 50〜200km 42,000〜48,000円 50,000〜66,000円 200〜500km 51,000〜57,000円 68,000〜83,000円 500km以上 56,000〜68,000円 77,000〜100,000円
- 【繁忙期】
-
引越先への距離 単身(ひとり暮らし)
荷物が少なめの方単身(ひとり暮らし)
荷物が多めの方15km未満 36,000〜43,000円 44,000〜60,000円 15〜50km 40,000〜48,000円 50,000〜64,000円 50〜200km 50,000〜61,000円 59,000〜85,000円 200〜500km 52,000〜90,000円 75,000〜115,000円 500km以上 60,000〜100,000円 82,000〜140,000円
2人暮らし・夫婦の場合
2人暮らし・夫婦世帯の引越料金の目安は、以下の通りです。
- 【通常期】
-
引越先への距離 2人暮らし・夫婦世帯 15km未満 60,000〜67,000円 15〜50km 66,000〜72,000円 50〜200km 76,000〜97,000円 200〜500km 108,000〜140,000円 500km以上 114,000〜180,000円
- 【繁忙期】
-
引越先への距離 2人暮らし・夫婦世帯 15km未満 80,000〜83,000円 15〜50km 86,000〜95,000円 50〜200km 110,000〜145,000円 200〜500km 128,000〜198,000円 500km以上 166,000〜300,000円
3人以上の家族の場合
3人以上の家族の引越料金の目安は、以下の通りです。
- 【通常期】
-
引越先への距離 3人家族 4人家族 15km未満 70,000〜83,000円 73,000〜101,000円 15〜50km 79,000〜92,000円 96,000〜121,000円 50〜200km 94,000〜107,000円 100,000〜136,000円 200〜500km 127,000〜160,000円 127,000〜182,000円 500km以上 135,000〜220,000円 155,000〜241,000円
- 【繁忙期】
-
引越先への距離 3人家族 4人家族 15km未満 98,000〜102,000円 103,000〜125,000円 15〜50km 104,000〜117,000円 114,000〜147,000円 50〜200km 133,000〜180,000円 158,000〜200,000円 200〜500km 181,000〜259,000円 204,000〜260,000円 500km以上 191,000〜320,000円 215,000〜346,000円
引越費用を抑えるコツ
ここからは、引越費用を安く抑える方法、助成金や補助金の活用について解説します。
初期費用
引っ越しにかかる初期費用を抑えるには、物件選びが重要です。
たとえば、敷金や礼金なしの物件を選べば、家賃1〜2ヵ月分ほどの費用を削減できます。
ただし、退去時には原状回復費用を請求される可能性があるので、その点に注意しましょう。
また、仲介手数料の値引き交渉を行うのもひとつの手です。
複数の不動産会社の仲介手数料を比較したり、値下げのキャンペーンを行う不動産会社に依頼するのもよいでしょう。
引越料金
引越業者に支払う料金を抑えるには、いくつかコツがあります。
たとえば一人暮らしの方は、専用のコンテナボックスに入るだけの荷物をまとめて運ぶ単身向けの引っ越しプランを利用することで、引越料金を安くすることができます。
また、新婚夫婦が2つの家から引っ越しを行う場合は、「立ち寄り便(2ヵ所積み)」を利用すると、引越先へ向かう途中でもう一方の家にも立ち寄ってもらえるため、料金を抑えることが可能です。
ほかにも、梱包や軽い荷物の運搬は自分で行う、不用品を処分して荷物を減らす、引越業者の閑散期にあたる8月や11〜12月に引っ越しをする等、料金を抑える工夫を行いましょう。
助成金・補助金
引越費用の自己負担を軽くするには、国や地方自治体の助成金・補助金を活用するのもおすすめです。
- たとえば、2023年11月現在、以下のような助成金・補助金があります。
-
- 結婚新生活支援事業
- 移住支援金
- 次世代育成転居助成(新宿区)
- 多世代近居同居助成(新宿区)
- 三世代同居・近居支援事業(千葉市)
- 子育て世帯住替え助成事業(福岡市)
自治体によりいろいろな助成金・補助金制度があるので、お住いの自治体や引越先の自治体について、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。
引越費用にローンは利用できる?
引越費用がどうしても用意できないときは、ローンの利用も検討しましょう。
フリーローンやカードローンは、引越費用の支払いにも利用できます。
フリーローン
フリーローンとは、銀行が取り扱う個人向けローンです。
引越費用の見積書等を銀行へ提出して審査に通れば、必要な資金の融資を受けることができます。
銀行からお金を借りるため安心感があり、ほかの個人向けローンと比べて上限金利が低いというメリットもあります。
ただし、フリーローンは申込からお借り入れまで時間がかかる場合も多く、急いで引っ越したいときには向いていません。
カードローン
カードローンとは、ローン専用のカードや銀行のキャッシュカードの利用、またはカードレスにて、契約時に決定した利用限度額の範囲内で必要な金額の借り入れができる融資サービスです。
利用限度額の範囲なら何度でも借り入れでき、消費者金融であれば最短即日融資可能な場合もあります。
三井住友銀行のカードローンなら、三井住友銀行または提携コンビニATMで24時間借り入れや返済ができるため、引っ越しで何かとお金が必要な時期に便利でしょう。
ただし、借りたお金は返さなければなりません。無理なく返済できるよう、計画的な利用を心がけましょう。
三井住友銀行のカードローンなら、インターネットで返済シミュレーションができます。月々の返済額や返済期間が分かるため、返済計画を立てるときに役立ててください。
引越費用が足りないときはカードローンを利用しよう
引っ越しには、敷金や礼金、保証料、引越業者に支払う料金等、さまざまなお金がかかります。人によっては数十万円もの引越費用がかかることもあるでしょう。
引越費用が足りないときは、カードローンを使うのもひとつの手です。
フリーローンと異なり、カードローンは利用限度額の範囲なら自由に借り入れでき、スピーディーに融資を受けられるため、引越費用の支払いに役立ちます。
銀行カードローンなら、消費者金融カードローンに比べて上限金利が低いため、金利を低く抑えられる場合があります。
三井住友銀行のカードローンは、金利が年1.5%〜14.5%となっており、銀行や提携コンビニATMで24時間いつでも借り入れと返済が可能です。(※)
また、普段ご利用の銀行口座へのお振込によるお借り入れや、インターネットバンキングを利用したご返済をすることで、カードレス(※)でのご利用もいただけます。
カードレスでのご利用方法について、くわしくはこちら
- ※カードレスの場合、ATMはご利用いただけません。
引越費用が足りなくて困ったときも、計画的なご利用やご返済の相談ができるので安心です。
インターネットの返済シミュレーションも参考に、ぜひご検討ください。
銀行ならではの安心感があります
- 三井住友銀行のカードローンは、一時的な出費の増加や高額な出費への補填等、さまざまな目的でご利用いただいております。
- また、計画的なご利用やご返済の相談が可能なところも銀行ならではの安心感として選ばれています。
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