障がい者の活躍

障がい者の活躍 障がいの有無を超え、強みを生かし合う組織へ障がい者の活躍 障がいの有無を超え、強みを生かし合う組織へ

障がいのある従業員ひとりひとりが、その能力や適性を思う存分活かせるよう、
さまざまな業務開発や働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

数値目標・実績

三井住友銀行は、法定以上の雇用率(2024年4月時点2.5%)を維持しています。

表を指す人のシルエット
2021年度 2022年度 2023年度
障がい者雇用率 2.83% 2.83% 2.89%

障がいのある従業員も活躍できる環境づくり

SMBCグリーンサービス

特例子会社「SMBCグリーンサービス」を設立し、さまざまな障がいを持つ従業員の採用を行い、障がい者雇用を推進しています。 SMBCグリーンサービスでは、ハード・ソフト両面から、従業員が安心して働き、活躍できる職場環境を整えています。
例えば、ハード面では音声認識で文字を作成するユニバーサルトーク導入による会話の見える化や、顔認証モニターなどをはじめとするインフラを整備。ソフト面では、専門資格を持つカウンセラーによる就労支援体制や、ステップアップを目指せる人事制度などを導入しています。
また、「本当の意味でのバリアフリー」をテーマに、定期的に銀行営業店との座談会やロールプレイングを行う等、相互理解を深める活動を実施しています。
このような取組により、SMBCグリーンサービスはクレド(企業理念)に掲げる「働き甲斐のある職場」を実現しています。

音声文字化システム
音声文字化システム

障がい者アスリート

国内外での競技大会出場や講演会・講座を担うことを通じて、障がい者スポーツの認知向上・社会的な理解促進に向けた活動に取り組んでいます。

車いすテニスプレーヤー上地結衣選手
車いすテニスプレーヤー上地結衣選手

すべてのお客さまが来店しやすい店づくり

ご高齢のお客さまや障がいのあるお客さまも安心してご来店いただけるよう、各店舗のユニバーサルデザイン化を進めているほか、全従業員への「ユニバーサルマナー」浸透を目的とした勉強会の開催や、マニュアル等の配布を行っています。また、従業員ひとりひとりの意識醸成やサポート力の向上に向け、外部講師による「ユニバーサルマナー検定(※)3級」の取得講座を毎年開催。このような取組が評価され、「ユニバーサルマナーアワード(サステナビリティ部門)」を2017年度に受賞しました。

障がいのあるお客さまも来店しやすい店づくり
  • (※)ユニバーサルマナー検定とは
    一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会主催。多様な人々へ向き合うためのマインドとアクションを体系的に学び、身につけるための検定。

外部イニシアチブへの加盟

2020年12月、障がい者の活躍推進に取り組む国際イニシアチブである「The Valuable 500(※)」の考え方に賛同し、SMBCグループとして同イニシアチブに加盟しました。

The Valuable
  • (※)2019年世界経済フォーラム年次総会にて発足し、障がい者がビジネス、社会、経済にもたらす潜在的な価値を発揮できるよう、ビジネスリーダーが改革を起こすことを目的とした取組。

SMBCグループのコミットメント

SMBCグループは、Diversity, Equity & Inclusionを「成長戦略そのもの」と位置づけています。多様な従業員一人ひとりが、能力を存分に発揮できる企業風土を醸成するとともに、多様性がもたらす相乗効果によって新たな価値を生み出し、お客さまや地域・社会に一層貢献できる企業を目指します。 特に障がいのある従業員の活躍推進、また障がいのある方も安心して心豊かに暮らせる社会の実現に向け、以下の取組を継続・進化させてまいります。

  • 障がい者に関する法定雇用率を遵守します。
  • 障がいのある従業員も能力を存分に発揮して働き続けられるよう、インフラ整備や研修の実施など、ノーマライゼーションに向けた取組を進め、ユニバーサルな職場環境を整えています。
  • すべてのお客さまが安心してご利用いただけるよう、店舗設備のバリアフリー化やサポートツールの整備など、ユニバーサルデザイン対応を進めています。
  • 障がいのあるお客さまへのお声掛けや店内誘導などポイントを押さえたサポートができるよう、マニュアルや研修を通し、対応力向上に努めています。
  • 障がい者アスリートによる、スポーツ体験会への参加や従業員向け研修会での登壇等を通じて、障がい者スポーツの認知向上・社会的な理解促進に向けた活動に取り組んでいます。

SMBCグループはこれからも、お客さまにより一層価値あるサービスを提供し、持続的に成長し続けるため、グループ一丸となってDiversity, Equity & Inclusionを推進しいてまいります。

人のシルエット