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おまとめローンをわかりやすく解説!
カードローンでまとめる場合のメリットもご紹介

複数の借り入れがある場合「次の返済日はいつだろう」「このローンの返済額はいくらだったかな」とそれぞれの返済について把握しておく必要があります。こうした複数社からの借り入れに関するお悩みの解決法のひとつが「おまとめローン」と呼ばれる商品を使った返済です。

おまとめローンは複数の借り入れをひとつにまとめるためのローンであり、返済日や返済額をまとめられるだけでなく、月々の返済負担を軽減できる等のメリットがあります。しかし、借入期間が長くなる可能性がある等、注意すべき点もあります。

本記事ではおまとめローンが持つメリットと注意点や、カードローンを使った返済のおまとめについて解説していきます。

おまとめローンは複数の借り入れをまとめる商品

おまとめローンは、その名の通り複数の借り入れをまとめるためのローン商品であり、消費者金融や銀行といったさまざまな金融機関で提供されています。

おまとめローンと似た商品として「借り換えローン」というローン商品がありますが、借り換えローンとは、既存の借り入れを新しい借入先に借り換えるためのローン全般を指します。

おまとめローンは借り換えローンの一種であり、2社以上の借り入れを1社の借り入れにまとめるためのローン商品です。借り換えローンと同じく、金利や毎月の返済額の引き下げを目的としています。

おまとめローンの3つのメリット

おまとめローンによって複数の返済をまとめることには、3つのメリットがあります。

<おまとめローンを利用するメリット>

  • 月々の返済負担を軽減できる
  • 月々の返済日をまとめられる
  • 支払総額を抑えられる可能性がある

それぞれのメリットについて、具体例等を交えつつくわしく解説していきます。

月々の返済負担を軽減できる可能性がある

おまとめローンで借り入れをまとめることで、毎月の返済額を減らせるケースがあります。例としてA社から15万円、B社から25万円の計40万円を借りる場合と、おまとめローンを提供するC社1社から40万円を借りる場合で比較をおこないます。今回はA、B、C社の約定返済金額を以下と仮定して、2つのパターンの返済金額を比較します。

借入残高 約定返済金額
1円〜1,999円 借入残高の全額
2,000円〜100,000円 2,000円
100,001円〜200,000円 4,000円
200,001円〜300,000円 6,000円
300,001円〜400,000円 8,000円

<A社から15万円、B社から25万円の合計40万円を借りた場合>

社名 借入残高 約定返済金額
A社 15万円 4,000円
B社 25万円 6,000円
合計 40万円 10,000円

<C社から40万円を借りた場合>

社名 借入残高 約定返済金額
C社 40万円 8,000円

A社から15万円、B社から25万円を借りた場合、月々の約定返済金額はそれぞれ4,000円と6,000円になるため、合計で10,000円となります。

いっぽう、A社、B社の借り入れをC社のおまとめローンでまとめた場合の約定返済金額は8,000円となり、月々の返済額が2,000円少なくなります。毎月の返済額が負担となっている場合は、ローンをまとめることで負担を軽減できる可能性があります。

月々の返済日をまとめられる

複数社からカードローンを借り入れた場合、「10日にはα社に返済、20日にはβ社、25日にはγ社に返済」のように、ひと月の間に複数の返済日が発生し、返済管理が煩雑になることがあります。

おまとめローンを使い返済をまとめることで、ひと月に複数回発生していた返済日をまとめることができるため、毎月の返済管理をよりシンプルにすることができます。

関連記事:借金をまとめることのメリット・デメリットを解説

支払総額を抑えられる可能性がある

現在利用しているカードローンよりも金利の低いおまとめローンでまとめれば、支払総額を抑えられる可能性があります。

以下のような金利・約定返済金額となっているローン会社X社、Y社、Z社を仮定して見ていきましょう。

利用限度額 金利(実質年率) 約定返済金額
100万円以下 年12.0%〜14.5% 15,000円
100万円超200万円以下 年10.0%〜12.0% 25,000円
200万円超300万円以下 年8.0%〜10.0% 35,000円

X社から100万円、Y社から200万円を上限金利(それぞれ年14.5%、年12.0%)で借り、約定返済金額(それぞれ15,000円、25,000円)を毎月返済した場合でシミュレーション(※)すると、完済までの支払総額の合計は6,088,536円となります。

いっぽう、Z社より300万円を上限金利(年10.0%)で借り、約定返済金額(35,000円)を毎月返済した場合でシミュレーション(※)すると、支払総額は5,283,351円になります。300万円を借りる場合、まとめて借りることで80万円ほど支払総額を抑えられることがわかります。

あくまでシミュレーション結果ではありますが、返済をまとめて少しでも低い金利で借りることは、支払総額にもプラスの影響につながることがうかがえます。

  • (※)シミュレーション結果は簡易的な試算です。お取引状況により実際のご返済額および返済期間と異なることがございます。くわしくは、各社の商品案内等でご確認ください。

おまとめローンを利用する際の3つの注意点

ここまで、おまとめローンが持つ3つのメリットをご紹介してきましたが、注意すべきポイントも存在します。

<おまとめローンを利用する際の注意点>

  • ローン申込時には審査が実施される
  • 返済期間が長くなる可能性がある
  • おまとめローンでは追加借入ができない

ここからは、それぞれの注意点ついてくわしく解説していきます。

ローン申込時には審査が実施される

おまとめローンへの新規申込時には、ほかのローンと同じく審査が実施されます。審査では個人の返済能力等にもとづき、融資の可否や利用限度額が設定されます。申込者の他社借入状況や年収等によっては、希望と異なる利用限度額が設定される場合があります。

また、各おまとめローンには「申込条件」が設けられており、条件を満たさなければ、おまとめローンの商品を申し込んでも審査を通過できません。審査前には、あらかじめWebサイトなどで申込条件を確認しておきましょう。

返済期間が長くなる可能性がある

おまとめローンには、毎月の返済額を軽減できる可能性があるというメリットがありますが、毎月の返済額を軽減するということは、借入残高の減少もゆるやかになるということでもあります。その結果、ローンをまとめる前よりも返済期間が長引いてしまうことがあります。

返済期間が長引くと、発生する総利息額がおまとめ前より高くなるケースも考えられます。収支に余裕のある月には追加で多めに返済(臨時返済)する等、ローンをまとめたことによって生まれる余裕をいかした返済計画を心がけましょう。

おまとめローンでは追加借入ができない

カードローンは利用限度額の範囲内であれば、返済途中でも追加で借り入れができますが、おまとめローンは返済専用の商品であり、カードローンのように追加借入をすることができません。

おまとめローンの返済中に追加借入をおこないたい場合には、別のローンに新規で申し込む必要があります。新規借入は返済計画に影響を及ぼす可能性があるため、まずは新規借入以外で出費に対処できる方法がないかを検討してみましょう。

カードローンはローンのおまとめとしても利用可能

おまとめ専用のローン商品でなくても、複数の借り入れをまとめることは可能です。たとえば原則として使途が自由であるカードローンでも複数の借り入れを集約できます。カードローンでローンをまとめた場合、利用限度額までの金額を追加借入することができるため、返済途中の急な出費などにも対応できるというメリットがあります。

たとえば三井住友銀行のカードローンに関する相談窓口「カードローンプラザ」では、ローンのおまとめに関する相談にも対応しています。複数の借り入れをまとめたい方や、毎月の返済額や返済期間が気になる方は、一度借り入れについて問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

【三井住友銀行カードローンプラザ】

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・三井住友銀行のカードローンなら、計画的なご利用やご返済の相談もできるから安心です。

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複数の借り入れを返済する際にはおまとめローンも選択肢のひとつです

複数社への返済によって生じる負担を軽減したい際には、おまとめローンという選択肢も考えられます。借り入れをひとつにまとめることで、月々の返済額や総利息額が減ったり、適用される金利が下がったりする効果を得られる可能性があります。

ただし、おまとめローンには「追加借入に対応していない」等、利用するにあたって把握しておくべきポイントも存在します。利用を検討する前に、各種注意点についてあらためて確認しておくことをおすすめします。

また、借り入れをまとめる際には、カードローンを利用するという選択肢もあります。カードローンは複数の借り入れをまとめる目的でも利用できるため、利用限度額の範囲内であれば追加借入によって複数の借り入れをまとめることも可能です。すでに借り入れしているカードローンより低金利な商品でまとめると、利息を抑えられる可能性もあるでしょう。

ローンのおまとめは完済までの期間や負担を軽減するためにおこなうものです。おまとめ後は追加借入を控えて臨時返済を心がけるなど、完済に向けて積極的に収支計画を見直していきましょう。

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